去る７月２０日（海の日）、クリニック設立３周年行事として、日本海に集いました。総勢４０名で海水浴、スキューバダイビング、バーベキュー、スイカ割り、花火・・・、楽しい一日を過ごしました。また来年も企画してほしいという声もありますが、とりあえず、今回のイベントの写真を掲載します。
越前海岸は、９６年、ロシアの石油タンク座礁事件で大きな被害にあった海です。その海も今ではすっかり蘇って、澄んだ海の底には海草類、魚介類が以前よりも増えた印象でした。あの厳しい状況の中、３０万人のボランティアのバケツリレーによって、浜は救われたのです。その戦いは、ＮＨＫのプロジェクトＸで放送されました。
私がスキューバダイビングを始めた頃、筆記試験でこんな問題がありました。
設問：海にとって、一番危険な動物は何ですか？（サメ、ウニ、ウツボ、タコ、ヒト）。
さて、みなさんはおわかりですか？答えはヒトです。自然界の中で海を汚すのは人間だけなのです。
そして、悲しいことに人類は自然環境だけでは無く、自分達で築いた文明までも破壊してしまいます。米国で発生した多発テロ、さらにそれに対する報復、どれも破壊行為には間違いないと思います。海の向こうに静かに沈む太陽を見ると、平和の尊さをしみじみと感じずにはいられません。
２００１年９月
