演 奏 会 を 前 に
学生時代に入っていた医師会交響楽団の定期演奏会(♪)が近づきました。実に15年ぶりの参加となります。難曲も入っていますので、ストレス解消のつもりが新たなストレスとなり、正月はどこにも行かず練習を重ねました。どうやら本番には何とか間に合いそうです。皆さんのご来場を心からお待ちしております。
さて、ストレスといえば、誰でも感じるものですが、ストレスが原因で身体的、精神的な病を患ってしまうことが多いです。人によってその解消法はいろいろあるようですが、中でもひたすら酒を飲む、がむしゃらに食べる、八つ当たりをする、などは、ますます体を壊すでしょう。季節にあわせて自然と向き合う(例えば、同じ山でも冬ならスキー、春なら新緑、夏なら高山植物、秋なら紅葉を楽しむ)、短時間なら音楽鑑賞、ストレッチ、読書などで気分転換を上手に行えば、心身ともリフレッシュできます。
もうひとつ奇想天外なストレス解消法があります。それは二つのストレスを抱えるということです。数学的に考えれば、ストレスはマイナスと表現できます。そこで二つマイナスが掛け合わさるとプラスになると言う訳です。効くかどうか、人それぞれですが、これを信じるプラス思考の人なら大いに効き目があると思います。ところで、ストレスがまったくない状態はかえって健康によくないことがご存知ですか?学術論文によると、ある程度のストレスを与えられたラットはストレスフリーのラットよりも長生きするそうです。料理で言えば、ストレスは一種のスパイスです。ないと味気ないが、入れすぎると口にできません。何事もほどほどが肝心です。生活にスパイス=メリハリをつけましょう。
そう考えつつ、本番の追い込み練習をいつにしようかとスケジュールを見ながらひとり頭を抱えています。
2003年1月
第30回定期演奏会情報