日 本 の 英 語 教 育
2020年度から学習指導要領の改訂により、小学校3年 生から英語の授業が始まるそうです。それについて世間 は賛否両論。 ”日本語すらしっかり身についていないのに、英語な んか勉強したら混乱する”、”英語も日本語も中途半端 になる”。 一方、”低学年に英語を導入すれば身に付きやす い”、”日本語も英語も上手くしゃべれるようになる”。 私は自身の経験から後者を支持します。なぜなら上海出 身の私は成人になる直前に初めて日本語を習い始め、40 年経ってもいまだ上海訛り。親の転勤で日本とアメリカ での生活が長い知人の子供は、日本語も英語もペラペラ。 どちらも身についています。もちろん環境が大事ですが、 同じ環境でも、明らかに子供のほうが親よりも英語が流 暢でした。特にRとL、VとBの発音が歳をとると区別がつ かなくなります。皆さんはどんなご意見ですか?最近文部省は日本人名のローマ字表記を「姓→名」順 にすると通知し、またまた議論を起こしました。 私は基本的には賛成です。そもそもなぜ日本では東海 太郎を英語読みにするとTaro Tokaiにしなければいけなかったのか、いつも疑問に思いました。欧米では名が先 に来るから?ならば、アメリカ大統領の「Donald Trump」 を日本語で呼ぶ時は日本の習慣に習い「トランプ・ドナ ルド」にすべきでしょうか?多分トランプさんが嫌がるでしょう。私の名前は「李 節」、英語表示はいつも 「Lee Jie]と表示しています。だって Jie Lee と呼ばれるといい気がしません。中国も日本も家族の名字を大事 にし、「姓→名」順で名乗る文化です。それくらいのことを欧米人にも覚えてもらいたいですね。
2019年7月